高さ(長尺)のある試料を観察するには?

現状・問題点

ドリルの刃先、シャフトの端面など、高さ(長さ)のある試料の観察にお困りではないでしょうか。
作動距離(W.D.)の短い光学顕微鏡では、ドリルの刃先の場合10~15cm、シャフト等などでは40cmなど、高さのある試料の先端(端面)をそのまま観察するのは困難です。
倒立型顕微鏡などを利用する場合でも、ドリルの刃先側をステージ面に立てるために専用の冶具を製作する必要があります。
たとえば、径ごとに冶具を用意する場合、その管理も必要になるため保管場所や設置・使用方法の掲示など、作業担当者の負担が増えることも考えられます。

顕微鏡では設置できる試料の高さに限界がある

デジタルマイクロスコープを使ったご提案

スタンド部のポールの長さをカスタマイズすることでこの問題を解決します。
デジタルマイクロスコープの特長である幅広い作動距離(W.D.)に加え、被写界深度(ピントが合う範囲)が深いというデジタルマイクロスコープの利点も観察作業の効率化に寄与します。
大掛かりな装置や専用冶具を用意することなく、ポールの長さをカスタマイズするというシンプルな対応だから、操作方法が複雑になったり専用冶具の管理をする必要がなく、故障の心配もありません。
ポールの長さを変更。高さのある試料もそのまま観察。